10月12日、ケアタウン光の森において、峠言語聴覚士をお招きして職員向けに嚥下障害の勉強会を開催しました。

今回は「高齢者の嚥下障害(基礎編)」というテーマで、VF検査の検査動画を用いて、嚥下障害の基本的な知識や援助方法等について学びました。
勉強会では、まず嚥下の仕組みや嚥下障害のタイプについて、わかりやすく解説していただきました。嚥下は、口腔から食道を経て胃に食べ物を送り込む一連の動作ですが、高齢になると、筋力や感覚の低下、歯の欠損など様々な要因で、嚥下機能が低下することがあります。嚥下障害が重度になると、誤嚥性肺炎などの病気を引き起こす危険性があるため、日頃から観察と的確な対応が重要となります。
勉強会では、VF検査の画像を用いて実際の嚥下障害の実像について説明していただきました。VF検査は、嚥下障害の評価方法の一つで、口腔から食道にかけての筋肉の動きや嚥下障害の状況を、X線TV装置にビデオカメラを装着して観察・記録する検査方法です。勉強会では、実際にVF検査の検査動画を見ながら、嚥下障害の特徴を学びました。
勉強会に参加した職員からは、「嚥下障害の基礎知識を学ぶことができ、とても勉強になった」「VF検査の検査動画を見ることで、嚥下障害の様子がよりイメージしやすくなった」などの感想が寄せられました。
今後も、嚥下障害に関する知識や技術を深め、入居者様の安全・安心な食事介助、誤嚥性肺炎の予防に努めてまいります。